省エネ住宅って何?

エネルギーをできだけ使わず、室内温度を最低でも18℃に保つには?

岩手県は夏暑く冬寒い、しかも湿度も高くなる、日本屈指の過酷な気象条件の地域です。

暖房や給湯等日常生活で発生するCO2等の温室効果ガスによる地球温暖化の影響で、気候の極端現象は頻発し、極端に暑い日や、極端に寒い日が、今後益々増えることが予想されています。

一方で、世界保健機構(WHO)は一般の人々の健康を守るための安全でバランスのとれた室内温度として「18℃」に保つことを提案しています。世界には室内温度が18℃を下回る住宅は使用が禁止されている国もあります。

18℃という室内を保ち、かつ地球温暖化を進行させてしまうCO2を排出しないようにするには、どうすればいいでしょう?

出展:一般社団法人日本サステナブル建築協会

住宅の省エネは「断熱」しないと始まらない。

「省エネ」という言葉が付いているので使用するエネルギーのことに目が行きがちですが、省エネ化にはまず、無駄なエネルギーを無くすことが大切です。

断熱が不十分な家は、暖まった空気がどんどん外へ逃げてしまいます。これは外で火を焚いているのと同じこと。とは言え暖房しないと室温18℃にならず寒いので、どんどん暖房し続けます。結果として大量のCO2を発生させ、地球温暖化を加速させてしまいます。

また、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ、という性質により足元は寒くなる一方です。しかも肌に触れる床の温度が最も低くなるため、身体は暖まらず、冷え性等身体の不具合も引き起こします。

これらを食い止めるために不可欠なのが「断熱」です。

熱を逃げないようにすれば、わずかなエネルギーでも家の中は十分暖まります。

場合によっては太陽の熱だけで、家の中がそこそこ暖まります。災害時等、電力が絶たれても安心です。

最新の暖房器具に変えたところで、熱が逃げてしまえば同じこと。だからこそ、家の断熱が先決です。

断熱は新築じゃないとできないの? いいえ「断熱改修」すればOKです!

省エネは新築に限ったはなしではありません。むしろ既に立っている既存住宅を省エネ化することの方が重要で、国も県も、既存住宅の省エネ化に重点を置いています。

既存住宅を省エネ化する方法に「断熱改修」「断熱リフォーム」があります。

住宅は定期的に外壁や屋根の塗装工事や設備の更新といったメンテナンスが必ず発生します。

このタイミングに見た目だけを綺麗にするのではなく、断熱材や内窓を追加して断熱改修すれば、コストも抑えながら、効率的に家の性能を上げることができます。

どんなことをすればいいの?

「内窓を付ける」のが最も効果的と言われていますが、そもそも断熱材が入っていない家のように、内窓だけ付けてもあまり効果がない家が岩手県内にはたくさんあります。

また、断熱性だけではなく、耐震性も不十分な家の場合、断熱改修だけではなく耐震工事も一緒に行えば、コストも抑えられ、効率的に安全な家とすることが可能です。

しかしながら、そもそも自分の家がどんな状態なのか、何をどうすれば効率的に家の性能を上げられるか、その判断はとても難しいもの。

そんな時はあれこれ悩まず、建築士や省エネ住宅を得意とする工務店さんに相談しましょう。

いきなり業者さんに相談するのは不安・・・という方は、お気軽に当相談窓口までご相談ください。

 

自分でできることは自分でやってみる「断熱DIY」

断熱改修は、ポイントを押さえればDIYでも可能です。

とは言え何をどこまでやればいいのか、それを判断するが一番大事で、最も大変です。

ホームセンターへ材料調達に行く前に、当相談窓口までお気軽にご相談ください。

訪問によるアドバイス(省エネ診断)にも対応します。

断熱DIYがどのように行われるか、いまいち良くわからない方は、紫波町で行われたリノベーションスクールの動画をご覧ください。

第2回リノベーションスクール@紫波 公開プレゼン

※断熱DIYの様子は1時間33分20秒から始まります。

岩手の木をたくさん使って、地球にも地域にもやさしい岩手型住宅に!

地球温暖化防止の取り組みは主に

①建築物の断熱や高効率設備により「使うエネルギーを減らす(省エネ)」

②木質バイオマス発電や風力発電等自然エネルギーへの転換により「エネルギーを生み出す手段を変える(化石燃料代替)」

③植林等により森林面積を拡大し「CO2を吸収する」

④木造建築物や木製の製品の利用促進により「CO2を固化する」

の4つがあり、特にも森林や木材にまつわる取り組みは、大変重要視されています。

一方、岩手県には豊富な森林資源があり、赤松や杉、クリ、カラマツといった優秀な建材もたくさんあります。

また木材は建材としてだけではなく、薪や木質ペレットなど、家を暖める燃料として使用することもできます。

さらに、木材や薪等、地元のものを使う、ということは、地域の中でお金が流れ、地域経済も潤います。

これは使わない手はないですね。

このように、岩手にいろいろな効果を生み出してくれる家を「岩手型住宅」と言います。

「岩手型住宅」は、「さらなる省エネ性能」と「岩手らしさ」を兼ね備え、岩手の気候風土や地域性を反映した住宅です。

岩手県は県土が広大で、気候風土もそれぞれ異なります。そのため岩手に合った家づくりを行うには、一つのやり方では収まらず、建築する地域に合わせた家づくりを行う必要があります。

そこで、岩手の家づくりに必要な要素を抽出し、これらをきちんと考慮した家を「岩手型住宅」として、地球にも健康にも配慮した、未来の家づくりを推進しています。

↓ 岩手型住宅を建ててくれる建築士さん、工務店さんを紹介しています。

岩手型住宅賛同事業者(岩手県庁HP)

↓ 岩手型住宅の一例を紹介しています。

岩手型住宅の一例(岩手県庁HP)

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