東日本大震災における復興支援の6つの取り組み

東日本大震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げますとともに、被害にあわれた皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

また、復興まちづくりや安全な住まいの再建に最善を尽くされている方々に対し、あらためて、感謝と敬意を表します。

 
センターでは、「建築や住宅にかかわる様々なサービスを通して、県民の皆様が幸せになるお役に立つ」という経営理念のもと、東日本大震災からの復興の一助となるため、生活の基盤となる衣食住のうちの、「安全な住まい」に重点をおき、6つの取り組みを行なってまいりました。
 
 

(1)仮設住宅の維持修繕

〈H23~R2〉ピーク時  315団地 13,851戸 31,408人

被災者が安心して生活を営めるよう、応急仮設保守管理センターとして対応しています。

 
 

(2)住宅再建相談・復興住宅祭

<H24~H29> 【相談会】延べ350回 4,552人 【住宅祭】延べ13回 11,578人

被災者向けに公的支援制度及び融資制度の説明会と個別相談を実施しました。また、住宅再建の情報提供を図るため、住宅事業者の展示会を開催しました。

 

 

(3)建築確認・完了検査の申請手数料免除

<H23~> R3.2月末時点 【確認】1,951件 【完了】1,788件 【総額】38,689,000円の支援

被災住宅の復興を願い、建築確認・完了検査申請手数料を全額免除しています。

 
 
 

(4)バリアフリー補助金の技術的審査

<H24~> R3.2月末時点 5,304件

県で実施している生活再建住宅支援事業(バリアフリー改修)に必要な住宅の性能証明に係る技術的審査を実施しています。

 

 

(5)災害公営住宅の管理

<H25~>R3.2月末時点 【県営】1,760戸 【釜石市営】1,016戸 【大槌町営】656戸

災害公営住宅の修繕、保守管理、入退去事務及び入居者間のコミュニティ形成の促進を図りながら管理業務を実施しています。

 

 

(6)こころのケア、地域のつながり、コミュニティ形成

<H28~R2>R3.2月末時点
 【交流会・相談会】延べ228回 2,741人 【コミュニティ形成支援】30団地 2,062戸

災害公営住宅の入居者が円滑なコミュニティを形成することにより、引きこもりや孤独などを解消するとともに、様々な問題を入居者間で解決していけるよう支援業務を実施しています。

 

 
 
何気ない、いつもの暮らし。
当たり前の日常を1日でも早く取り戻すため、安全な住まいの再建に、多くの方々のご理解とご協力を頂きながら、寄り添い続けてきた10年です。
岩手県内のまちづくりや住まいの整備は、復興状況が目に見える形となり、大きく前進しました。
しかし、こころの復興のための土台となる、地域のつながり、人と人のつながりは、これからも継続して取り組むべき重点課題です。
今後も、心穏やかな暮らしを支えていくために、未来へつなぐ取り組みとして、センターでは、災害公営住宅への入居者に対するコミュニティ支援を重点的に継続して支援していきます。
 
 
 
3月11日は、
大切な人を想う日
 
想って、話して、語りかけて。
気持ちはきっと届きます。
 
こころは人それぞれですが、春の暖かい光や風を少しずつ感じるように、哀しさの中にも、少しでも穏やかでやさしいあたたかな気持ちが溢れますように。
 
もしよろしければ、岩手日報のサイトをご覧になってみませんか。
 
#大切な人を想う日
#最後だとわかっていたなら
こころの水面に、一滴の絵の具がじんわりと滲みます。
人によって感じる色は様々ですが、どの色にも、やさしさが込められますように。
 
 

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